【ブログ初心者のためのアフィリエイト】Googleアナリティクスの使い方④

Googleアナリティクスを導入して3か月、前回はスクロール量について書きました。

今回のテーマは「アフィリエイト」です。


アフィリエイトとは成果報酬型広告のことです。

個人ブロガーでも、アフィリエイトからの収益だけで生活費を稼いでしまう人もたくさんいます。

アフィリエイトの仕組み解説(こちらのサイトより引用)

本ブログ「モニオの部屋」も、Googleが提供しているコンテンツ連動型広告配信サービスGoogle AdSenseと、AmazonのアフィリエイトであるAmazonアソシエイトを導入しています。

アナリティクスを導入した今年(2019年)から、A8.netとafbの二つのアフィリエイトASPの広告も追加しました。



アフィリエイトASPとは、アフィリエイト・サービス・プロバイダの略で、「アフィリエイター」である個人ブログと、企業などの「広告主」を繋いでくれる仲介サービスのことです。

アフィリエイトASPのプログラムに登録して利用すると、アフィリエイトの広告を貼って報酬を得ることができます(登録や利用は無料)。

アフィリエイトASPの広告

アフィリエイトASPの導入と設定方法は、例えばA8.netについては「A8ネットの評判-登録方法から使い方までを詳しく解説」を参照ください。

以下では、アナリティクスを活用したアフィリエイト成果測定について紹介したいと思います。

1. ASP広告クリックの分析


契約中のアフィリエイトASPのウェブサイトにログインすれば、自分のブログのインプレッション数、クリック数や成約数、報酬金額など詳細のレポートが表示されます。

A8.netのインプレッション数の推移

しかし、その広告インプレッションや報酬が、一体どのページのどの広告をクリックして発生したかという分析はできません。

一方、アナリティクスにも、広告クリックに関するデータ分析のツールは準備されていません。

そこで、どのページの広告がクリックされたかを判別するためには、前回と同様、Googleタグマネージャのイベントトラッキング機能を活用します。

内部リンクのクリックをカウントする方法は、タグマネージャのイベントトラッキング以外にも、拡張リンクアトリビューションや、リンク元のURLにパラメータを付けるなどいくつかの方法があります。詳しくは、「Googleアナリティクスで「ページ内でどのリンクがクリックされたか」を計測するための主要手法まとめ」を参照ください。


まず、タグマネージャで、クリック変数をすべて有効にます。

クリック変数の有効化

次に、新規タグとして「Googleアナリティクス・ユニバーサル・アナリティクス」を選択して、タグを設定します。

タグの設定

次にトリガーを作成します。px.a8.netを含むURLがクリックされたらトリガーが起動するように設定して、名前をA8.netとして保存します。

トリガーの設定

保存して、「公開」ボタンを忘れずに押します。

あとは、広告リンクのクリックが発生するのを待つか、自分でクリックして試してみます。

これで、以下のとおりアナリティクスのページからリンクのクリック数を分析することができるようになりました。

アフィリエイトASPのafbについても同様のタグとトリガーのセットを設定します(afbの広告URLは、t.afi-b.comに設定)。

以下の例では、a8.netが2回、afbが1回クリックされています。

アナリティクスでイベントを分析

前回設定したスクロール量のイベントと併せて、広告のクリック数(=イベント数)が表示されています。

更に、以下のとおりどのページで広告クリックされたのかも分析できます。

ページごとの広告クリック数

このようにして、特定のアフィリエイトASPの広告のクリックについてページごとにきめ細かく分析することができます。

同様の手法で、Amazonアソシエイトについても、商品購入に繋がったページ(記事)を特定することができます。詳しくは、こちらの記事を参照ください。

留意点としては、同じページに複数の同一アフィリエイトASPの広告を配置している場合、どの広告がクリックされたかは、このタグマネージャの設定では判別できません。

2. コンバージョンを計測


アフィリエイトASPの広告を分析できるようになったら、次はアナリティクスでコンバージョン設定をしましょう。

外部リンククリックをコンバージョンとして設定すれば、どのページで外部リンククリックが発生したのか、クリック率(CTR)をすぐに把握することができます。

クリック率」は、クリックスルーレート(CTR:Click Through Rate) とも呼ばれ、

クリック率 = コンテンツのクリック数 ÷ インプレッション数×100

で導き出されます。

CTRはASPの管理画面でも確認できますが、アナリティクスでコンバージョンとして設定することにより、どのようなページ遷移でクリックに至ったかなど、より詳しく分析することが可能です。


アナリティクスの「管理」>「目標」を選択します。

アナリティクスの目標設定

A8のアフィリエイトリンクは、”px.a8.net”を含むため、「アクション」で「正規表現」を選択し、”(px.a8.net)”を入力します。

コンバージョンの設定

以上で設定は完了です。

あとは、広告リンクのクリックが発生するのを待つか、自分でクリックして試してみます。

コンバージョンの確認

アナリティクスのコンバージョンの値に反映されていればOKです。

3. 外部リンクのクリック数を計測


広告のクリック分析方法と同様に、各種の外部リンク(動画、ファイルのダウンロード、外部リンクのクリックなど)も計測することができます。

「Googleタグマネージャで外部リンクのクリック数を計測する(2017年最新版)」の手順に従ってタグマネージャを設定します。

「モニオの部屋」は、広告スペースは記事とは分けて別枠で設定しているため、広告がクリックされることはほとんどありません。

A8.netやafbの成約が発生しているのは、実は「セルフバック」という自己アフィリエイトの仕組みを利用して、ブログ管理者の私自身がアフィリエイトASPの広告から商品を購入しているからです。

セルフバック

セルフバックは、知る人ぞ知る、オトクな仕組みです。セルフバックについては別の機会に詳しく記事にしたいと思います。。。

以上、【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方④ - アフィリエイトでした。

【ブログ初心者向け】Googleアナリティクスの使い方。。。以下のとおり順次連載記事にしています。

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