2015年12月25日金曜日

J.S.バッハの「6声のリチェルカーレ」を弾く(その7)

バッハコンクールまであと3日に迫りました。

いよいよ後がなく追い詰められました (^_^);

9月に突然思い付いたバッハコンクールへの出場と、30年振りのピアノ練習。。。ここまで長かったようなあっという間だったような複雑な気分です。

満足のゆく仕上がりかと言われると、正直自信は全く無いのですが、とにかくこれが今の精一杯の実力であることは間違いないので、あとは運を天に委ねるしかありません。

昨日3回目のピアノレッスンを受け、演奏面での注意点とコンクールに臨む際の留意点も教えてもらいました。

1. コンクールの本番ではピアノの前に座ってから、間を置いて(雰囲気を作ってから)弾き出すこと。決して座っていきなり弾き出さないように。

2. 一定のテンポを常に心掛ける。一番苦手な箇所を弾くスピードを標準にして、それから速くならないように気をつけるように練習しておくこと。

3. 評価が一番低い演奏というのは、聴いていて面白くない演奏のこと。たとえ技巧的にレベルが高くても「聴かせる」演奏でなければ聴かされる側は苦痛でしかない。ミスがあったとしても、演奏の表現力が最も重要。

そして細かい点としては、

4. 音が少ない部分では特にペダルの濁りが目立つので、つま先で軽くペダリングをするような感覚で、四分音符ごとに踏み替えて音が濁らないようにすること

5. 65小節以降の左手の伴奏部分は、個別に不必要に強調されないようにレガートで流れるように弾く。

ということでした。

冒頭の大王の主題、技巧的には何ら問題ないですが、これをうまく弾いて聴き手の関心を惹くというのが実は非常に難しいのです。

大王の主題

ここをノペーっと弾いてしまうと、大失敗なわけです。

本番では最初の5分で演奏を切られるだろうということで、前半を集中して練習しました。自宅で演奏するときはごくまれに前半5分はノーミスタッチでいけることもありますが、全曲を通してノーミスタッチで弾けた試しがありません。

自分の演奏を少しでも表現力のあるものにしようと、プロの演奏を改めてじっくりと聴いてみました。なかでもニコラーエワの演奏は、最初は地味でテンポも遅いというイメージだったのですが、じっくりと聴きこんでみると、参考になる点が多く、模倣してみようと思う点もいくつもありました。

特に見習ったのがアクセントの取るタイミングです。自分の演奏は、客観的に聴いてみると、アクセントを取るのが単調でしつこいというか、耳障りなことが多いのが難点でした。

そこで楽譜にアクセントをつけないで弾くべきところにチェックを入れて練習を繰り返しました。

以下が3回目のレッスン後に録音したものです。演奏時間は9分20秒ほど。以前よりテンポは速くなりました。前半はミスが減ったと思いますが、「聴き手の関心を惹く」レベルには到底至っていません。

(試聴上の注意:ヒドイ演奏です)

ピアノを真剣に弾くというのは、短時間でも弾き終わったあとに猛烈に疲労感を感じるほど過酷です。楽しくラクチンに弾くと、確実に独りよがりな演奏となり、聴くに堪えないものとなります。

本番を意識して絶対に間違えずにすべてのポイントを押さえて完璧に弾こうとしても、必ずどこかで間違えたり忘れたりしてしまい、ひどいときはそこから雪崩のようにボロボロになってしまいます。演奏というのは自分を心理的に制御できるかという点はゴルフにも似ていますね。

先生からも、「本番では何もかもやろうと考えずに、とにかくシンプルなことだけ気をつけて弾くこと」と忠告してもらいました。

自宅で弾いているときは有り得ないようなミスタッチが先生のスタジオやベヒシュタインサロンでは頻発するので、本番でも想定外のミスが連発するのではと心配でなりません。

演奏が途中で止まってしまうことはナンセンスらしいので、最低限止まらずに時間切れのベルが鳴らされるまでは止まらずに弾ければそれで上出来だと考えることにしました。

あとは本番までの時間、悔いの残らないように練習するしかありません。。。


(おわり)

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